RKC メールマガジン Vol.16
平成18年3月2日

1.温度調節計の機能紹介 CBシリーズ
 <<ヒータ断線警報機能>> (オプション)
 前号(RKC メールマガジン Vol.15)に引き続きスタンダードクラスの温度調節計として幅広くご利用頂いている CBシリーズの機能をご紹介致します。

今回取り上げるヒータ断線警報機能(オプション)は、専用の電流検出器(CTL-6-P-N : 0〜30A用,CTL-12-S56-10L-N : 0〜100A用)を使用して負荷電流を調節計が検出し、制御出力がON時に設定した電流値より低くなった場合ヒータ断線と判断し警報接点をONにします。
さらに、調節計からOFF信号が出力されている時に設定した電流値より高くなった場合(リレーまたはSSRの短絡故障など)は、操作器故障と判断し警報接点をONにします。

※ ヒータ断線警報機能は、制御出力が電流出力の場合には指定できません。
※ CBシリーズのヒータ断線警報機能は、単相専用です。三相の場合は弊社までご相談願います。
温度調節計 CBシリーズのヒータ断線警報機能説明図
CTL-6-P-N(0〜30A用) CTL-12-S56-10L-N(0〜100A用)
リード線:標準約130mm
CTL-6-P-N
リード線:標準約100mm
CTL-12-S56-10L-N
では、具体的にヒータ断線警報のパラメータを呼び出し設定する手順を解説致します。
設定の前に、取扱説明書に従い配線を行います。
この際に、使用されるヒータの仕様、結線方法等をご確認頂くと設定がスムーズに完了致します。
ヒータ負荷容量が小さい場合は、CTへの貫通数をターンするなどして感度を確保する必要があります。

 1) 通常運転時のPV/SV表示モード状態から、SETキーを2秒押しパラメータ設定モードへ移動します。
 2) 電流検出器(CT)からの入力値を表示します。
   *下図は、電流検出器(CT)入力値が23.4Aの表示例になります。
>> SETキーを
2秒押す
>>

パラメータ設定モード
電流検出器(CT)モニタ

例:CT電流が23.4A
PV/SV表示モード

 3) SETキーを数回(警報なし:1回、警報1付:2回)押してヒータ断線警報設定画面を表示します。
>> SETキーを
数回押す
>>

ヒータ断線警報設定
電流検出器(CT)モニタ

 4) アップキーを用いて電流検出器(CT)モニタ値の約85%位に設定します。
   (下図の例では、23.4×0.85=19.89 四捨五入で 19.9)
 5) SETキーを押して設定を登録します。
>> アップキーで
数値設定
>> >> SETキーで
登録
>>

次のパラメータが
表示されます。

例:オートチューニング
ヒータ断線警報設定 ヒータ断線警報設定

電流検出器(CT)モニタ値の約85%は、あくまで目安です。電源変動等が大きい場合は、小さめの値を設定願います。
複数のヒータを並列接続されている場合、感度を上げるために大きめの数値(ただし、電流検出器(CT)モニタ値以内)を設定願います。
ヒータ断線警報機能のオプションを付加したCBシリーズに電流検出器(CT)を接続しない場合、ヒータ断線警報は、ONになります。

 4) SETキーを2秒間押して通常運転時のPV/SV表示モード状態へ戻ります。
>> SETキーを
2秒押す
>>

PV/SV表示モード
オートチューニング *1
*1 表示されるパラメータは仕様により異なります。


2.Club RKC 更新情報
取扱説明書
SBR-EW180 追加 (06/02/23) ハイブリット記録計
REX-P300 改訂 (06/02/23) プログラム温度調節計
THV 改訂 (06/02/16) 高性能 単相サイリスタユニット
ヒータ断線警報機能設定についてを追加
CADファイル
SRV 追加 (06/02/02) モジュールタイプ調節計

 →→→ Club RKC はこちら!

 →→→ SBR-EWシリーズ の特集はこちら!

 →→→ THV の特集はこちら!

 →→→ FBシリーズ の特集はこちら!

 →→→ COM-J シリーズ の特集はこちら!



3.Q&A 『温度調節計 Vol.11』
Q: 温度調節計は、温度設定以外の設定が多数ありますがなぜですか?
A:  温度調節計には、目標温度を設定する他に制御関係(比例帯:P、積分時間:I、微分時間:D等々)およびオプション関係(警報設定、ヒータ断線設定、通信設定等々)等多数の設定項目があります。
制御関係の設定は、多様な制御対象に対応するために必要な設定になります。これらの設定を自動演算するオートチューニング機能やセルフチューニング機能もありますが目的により必ずしもオートチューニング機能やセルフチューニング機能が最適とは限りませんので、これらの設定が必要になります。
オプション関係の設定は、温度調節計の付加機能に関する設定ですので温度制御に必要不可欠ではありません。しかしながら適切に設定されないと付加機能本来の目的を発揮しない場合がありますので取扱説明書をお読み頂き適切な設定が必要になります。

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