RKC メールマガジン Vol.40
平成20年3月28日

1.電力調整器 『THV-A1』を用いた各種ヒータの制御について
 今回は単相電力調整器THV-A1シリーズを用いた各種ヒータの制御について簡単にご紹介致します。
※下記、表および文中で使用される商品名は、各企業の商標または登録商標です。

●合金系・カーボン系ヒータ

分類 種類(商品名) 最高使用温度 ヒータ抵抗値の一般的な温度特性
合金
カーボン系
ニクロム
鉄クロム
黒鉛
(カンタルA)
(カンタルA1)
(パイロマックス)
1100℃(大気中)
1200℃

1330℃(大気中)
1375℃(大気中)
1300℃
合金・カーボン系ヒータの一般的な抵抗値温度特性グラフ
出力モード(制御方式)

標準モード

THV容量は、ヒータ定格の10〜15%以上で選定
電力調整器THV-A1使用例1
抵抗値変化はあまり大きくないため、一般的な使用方法(標準モード+定電圧制御)で可能です。
ただし、抵抗値変化が10%程度あるため、ヒータ定格の10〜15%以上の容量を選定します。

●純金属系ヒータ

分類 種類(商品名) 最高使用温度 ヒータ抵抗値の一般的な温度特性
純金属系 モリブデン
タングステン
白金
(カンタルスーバー)
1800℃(真空中)
2400℃(真空中)
1400℃
1700℃(大気中)
純金属系ヒータの一般的な抵抗値温度特性グラフ
対応する制御方式 付加機能

定電流制御+電流リミッタ

純金属系ヒータを用いた際の例

●定電流制御 (電流リミッタ+ソフトスタート設定)
CT-PTは全て内蔵されています。
外付けする必要はありません。
純金属系のヒーターは、低温時は抵抗値が低く大きな電流が流れるため、電流そのものを制御し、定格電流を超えない制御が可能となる定電流制御を使用します。
サイリスター内に電流検出器(CT)を持たせて、負荷の電流を内部回路にフィードバックしています。
しかし、定電流制御と言えども瞬時に流れる電流にはフィードバックが間に合いません。低温時には突入的に大電流が流れ
ますので、ソフトスタートを併用して使用するのが一般的です。
定格電流を超えない程度の時間を設定して使用します。
ソフトスタート機能を併用することで、L負荷にも適用できます。

●炭化珪素系ヒータ

分類 種類(商品名) 最高使用温度 ヒータ抵抗値の一般的な温度特性
炭化珪素系 炭化珪素
無定型炭素
(テコランダム)
(シリコニット)
(エレマ)


1600℃(大気中)
1600℃(大気中)
1600℃(大気中)
炭化珪素系ヒータの一般的な抵抗値温度特性グラフ
対応する制御方式 付加機能

定電力制御+電流リミッタ

炭化珪素系ヒータを用いた際の使用例

●定電力制御 (電流リミッタ+ソフトスタート設定)
CT-PTは全て内蔵されています。
外付けする必要はありません。
炭化珪素(セラミック)系のヒーターは温度域によって抵抗が大きく変化しますが、経年変化も大きく変化します。
(だんだんに電力が低下していく)
この様な電力が経年変化していく負荷に対しては、電圧値と電流値両方をフィードバック制御する、定電力制御機能を使用します。
また、電源電圧が変動しても負荷が変動しても電力量(発熱量)が変化するので、温度制御に影響がでます。
そこで電力量を制御することで、定電圧制御、定電流制御よりも安定な制御が期待でき、温度制御性が向上します。

高性能単相電力調整器 THV-A1 の特集は、こちら

仕様については、こちら



2.非接触型熱電対温度センサ ST-100Kのご紹介
 ローラなどの回転物体やシートなどの移動物体の表面温度測定にご好評頂いているST-100型非接触熱電対温度センサを小型化したST-100K型をご紹介いたします。

ST-100K型は、取付金具と一体化し小型化する事で従来のST-100型では取り付けが困難な箇所にも対応可能になりました。
(但し、適応用途として絶縁物表面になります。)

従来の接触式の熱電対Kタイプと同出力特性であるため、K熱電対用指示計や調節計とそのまま接続して使用できます。
非接触型熱電対温度センサ ST-100K

主な仕様

用途 絶縁物表面(移動物・回転ロール表面用)
測温方式 非接触式(但し、テフロンローラは接触)
測温エレメント K熱電対 クラス2 (素線径 φ0.076mm)
測温範囲 室温〜260℃(連続最高使用温度:200℃)
測定精度 ±2℃以内(室温〜150℃以下)
±5℃以内(150℃〜260℃)
測定距離 0.5mm時。
測定距離が0.5mmより短くなりますと指示値が
実際の温度より高くなります。
測定距離 0.5mm(固定)
適応バネストローク 0.5〜2mm (ST-100K)
0.2〜1mm (ST-100K1)
出力信号 K熱電対出力
接続導線 ガラス繊維被覆
応答時間(参考) 約3.5秒(90%) Typ.

外形寸法について

単位:mm
ST-100K ST-100K1
ST-100K外形寸法図 ST-100K1型 外形寸法図


3.モジュールタイプ調節計 SR Mini HGシリーズ RoHS指令対応について
モジュールタイプ調節計 SR Mini HGシリーズ
温度調節計, 各種調節計、コントローラ
型名 仕様等 対応予定時期(受注)
SR Mini HG H-PCP-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-PCP-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-PCP-D 24V仕様 平成20年3月31日
H-PCP-E 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-PCP-F 100V, 24V仕様 平成20年3月31日
H-PCP-G 24V仕様 平成20年3月31日
H-PCP-J 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-C 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-E 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TIO-F 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-TI 対応仕様検討中 検討中
H-SIO-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-CT-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DI-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DI-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DI-C 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-A-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-A-M 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-B-M 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-C-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-D-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-E-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-F-M 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-DO-G-D 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-AI-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-AI-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-AO-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-AO-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-LNK-A 標準仕様において対応 平成20年3月31日
H-LNK-B 標準仕様において対応 平成20年3月31日
※ 特注品等、一部対応できない仕様がございますので担当営業にご確認ください。

RoHS指令対応一覧は、こちらを参照願います。


4.Club RKC 更新情報
カタログ
温度センサ総合 改訂 (08/03/27) 温度センサ総合カタログ(総56ページ)
取扱説明書
SRX 追加 (08/03/03)
X-TIO-R : PLC対応 通信取説
モジュールタイプ調節計
SRX 追加 (08/03/03)
X-TIO-J : DeviceNet対応 通信取説
モジュールタイプ調節計
SRX 追加 (08/03/03)
X-TIO-L : CC-Link対応 通信取説
モジュールタイプ調節計
SRX 追加 (08/03/03)
X-TIO-G : PROFIBUS対応 通信取説
モジュールタイプ調節計
ソフトウェア
WinSCI 通信ホストプログラム Ver. 1.48 改訂 (07/11/15)
改訂 FAQ.txt の追加、readme.txtにエラーメッセージ一覧を追記 (05/08/04)
旧来製品 13ファイルを追加 (05/07/21) 詳細は、『その他の製品資料
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 →→→ SRZシリーズの特集はこちら!
 →→→ FBシリーズの特集はこちら!

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