用語集

温度調節計、温度指示計等の温度警報について

はじめに
 各種調節計(コントローラー)の多くは、一般的に警報機能を標準またはオプションで持っています。
弊社の主力製品である温度調節計(温調計)や指示計、記録計等も例にもれず警報機能を付加する事ができます。
弊社ホームページを閲覧される方の中には、いまさら警報機能について聞かなくても理解されている方がほとんどだと思われますが、このページでは敢えて温度調節計(温調計)の警報機能を例に簡単な解説をさせていただきます。

警報機能と聞いて思う事
 さて皆さんは、『警報機能』と聞いて何を連想されるでしょうか?
『接点出力』、『オープンコレクタ出力』、『励磁接点』、『非励磁接点』等を連想された人は、温度調節計(温調計)を使い慣れている方で以下に記す内容は稚拙すぎてつまらないかもしれません。温度調節計(温調計)等を知らない方々は、『音が鳴る』、『光る』などを連想するかもしれません。多くの方々は、家電製品や防災機器の『警報機能』を連想するでしょうか。
前置きが長い?ハイ、では、この辺で。。。

温度調節計(温調計)の警報機能
 温度調節計(温調計)の警報機能は、警報となる条件を満たした時、警報を出力する機能を言います。ここで大切なのは、『警報となる条件』と『警報出力』です。『警報となる条件』と『警報出力』の種類は、温度調節計(温調計)の機種により若干の差異がありますが主なものを例に解説いたします。

<上限偏差警報>
上限偏差警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に対して相対的に上方に警報範囲を設定します。
例えば、主設定値に対して+5℃以上を警報範囲とする場合は、警報設定値を『5℃』と設定します。

<下限偏差警報>
下限偏差警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に対して相対的に下方に警報範囲を設定します。
例えば、主設定値に対して-5℃以下を警報範囲とする場合は、警報設定値を『-5℃』と設定します。

<上下限偏差警報>
上下限偏差警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に対して相対的に上方/下方に警報範囲を設定します。
弊社温度調節計(温調計)の上下限警報設定は絶対値となり、主設定値からの偏差は同じになります。
例えば、主設定値に対して警報設定値を『5℃』と設定すると-5℃以下および+5℃以上が警報範囲になります。

<範囲内警報>
範囲内警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)を中心にして相対的に上方/下方の一定範囲に警報を設定します。
弊社の温度調節計(温調計)の範囲内警報設定は絶対値となり、主設定値からの偏差は同じになります。
例えば、主設定値に対して警報設定値を『5℃』と設定すると-5℃以上および+5℃以下が警報範囲になります。

<待機動作付上限偏差警報>
待機動作付上限偏差警報機能の説明をする前に、待機動作について簡単に説明します。
待機動作とは、電源投入時に、測定温度(測定値またはPV)が警報範囲にあっても警報を出さずに待機する動作を言います。また、偏差警報においては、主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)の変更により警報範囲に入った場合も待機動作は有効となります。
上記を踏まえて、待機動作付上限偏差警報を説明すると下記のようになります。
電源投入時に測定値が警報範囲外であれば、待機動作は働きませんので、通常の上限偏差警報と同様の動作をします。

<待機動作付下限偏差警報>
待機動作付下限偏差警報機能の説明をする前に、待機動作について簡単に説明します。
待機動作とは、電源投入時に、測定温度(測定値またはPV)が警報範囲にあっても警報を出さずに待機する動作を言います。また、偏差警報においては、主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)の変更により警報範囲に入った場合も待機動作は有効となります。
上記を踏まえて、待機動作付下限偏差警報を説明すると下記のようになります。
電源投入時に測定値が警報範囲外であれば、待機動作は働きませんので、通常の下限偏差警報と同様の動作をします。

<待機動作付上下限偏差警報>
待機動作付上下限偏差警報機能の説明をする前に、待機動作について簡単に説明します。
待機動作とは、電源投入時に、測定温度(測定値またはPV)が警報範囲にあっても警報を出さずに待機する動作を言います。また、偏差警報においては、主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)の変更により警報範囲に入った場合も待機動作は有効となります。
上記を踏まえて、待機動作付上下限偏差警報を説明すると下記のようになります。
電源投入時に測定値が警報範囲外であれば、待機動作は働きませんので、通常の下限偏差警報と同様の動作をします。

<上限入力値警報>
上限入力値警報は、主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に関係無く動作します。
警報設定値は、絶対値(100℃ならば『100』)で設定し上限入力値警報の場合は、設定値以上が警報範囲になります。

<下限入力値警報>
下限入力値警報は、主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に関係無く動作します。
警報設定値は、絶対値(100℃ならば『100』)で設定し下限入力値警報の場合は、設定値以下が警報範囲になります。

<待機動作付上限入力値警報>
待機動作付上限入力値警報機能の説明をする前に、待機動作について簡単に説明します。
待機動作とは、電源投入時に、測定温度(測定値またはPV)が警報範囲にあっても警報を出さずに待機する動作を言います。
電源投入時に測定値が警報範囲外であれば、待機動作は働きませんので、通常の上限入力値警報と同様の動作をします。

<待機動作付下限入力値警報>
待機動作付下限入力値警報機能の説明をする前に、待機動作について簡単に説明します。
待機動作とは、電源投入時に、測定温度(測定値またはPV)が警報範囲にあっても警報を出さずに待機する動作を言います。
電源投入時に測定値が警報範囲外であれば、待機動作は働きませんので、通常の下限入力値警報と同様の動作をします。

<FAIL警報>

FAIL警報は、これまで解説してきた温度警報と異なり温度調節計(温調計)自身の機器異常を知らせるための警報機能です。


<ヒータ断線警報>
ヒータ断線警報機能は、電流検出器(弊社の温度調節計(温調計)の場合は、CTL-6-P-N : 0~30A用,CTL-12-S56-10L-N : 0~100A用)を使用して負荷電流を調節計が検出し、その値が予め設定しておいた電流値より低くなった場合にヒータ断線と判断し警報出力します。
さらに、調節計からOFF信号が出力されているにも関わらず電流検出器が負荷電流を検知した場合(リレーまたはSSRの短絡故障など)は、操作器故障と判断し警報出力します。
ヒータ断線警報機能は、ヒータ断線と操作器故障をリアルタイムに検知できます。

<制御ループ断線警報>

制御ループ断線警報機能は、調節計のPID演算値が0%または、100%になった時点から設定時間ごとに測定値の変化量を監視し、ヒータ断線、センサ断線、操作器故障等を検出します。
 ・PID演算値が100%のとき
  LBA設定時間内に2℃以上温度が上昇しない場合、LBAは、ONになります。

 

 ・PID演算値が0%のとき

  LBA設定時間内に2℃以上温度が下降しない場合、LBAは、ONになります。

 (何れも正動作の場合は、逆になります。)

<上限設定値警報>
設定値警報は、警報となる対象が温度調節計(温調計)の測定温度ではなく主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)となっている点で他の警報機能と異なります。
上限設定値警報は、温度調節計(温調計)の操作者(オペレーター)が警報設定値以上に主設定を設定した場合に警報出力します。

<下限設定値警報>
設定値警報は、警報となる対象が温度調節計(温調計)の測定温度ではなく主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)となっている点で他の警報機能と異なります。
下限設定値警報は、温度調節計(温調計)の操作者(オペレーター)が警報設定値以下に主設定を設定した場合に警報出力します。