FAQ
1本の熱電対を複数台の受信器(温度調節計、指示計、記録計等)に並列接続した場合、何か問題はありますか?
温度調節計等の受信器は通常、熱電対の断線を検知するために微弱な断線検知電流を流しています。
複数台並列接続された場合、1つの熱電対に流れる電流が増加する事になります。従って、信号源抵抗(熱電対側の抵抗値)×電流の合計値が電圧分の誤差として発生致します。
通常、各受信器(温度調節計、指示計、記録計等)は、仕様書、取扱説明書などで並列接続を明記している場合を除き、並列接続は、仕様範囲外の使用方法になります。
上記誤差により、各受信器の仕様を越える誤差が発生する事が考えられますので並列接続は自己責任となりますのでご注意願います。