用語集

温度調節計、温度指示計等の温度警報について2(上下限偏差警報,範囲内偏差警報)

<上下限偏差警報>

 上下限偏差警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)に対して相対的に上方/下方に警報範囲を設定します。
弊社温度調節計(温調計)の上下限警報設定は絶対値となり、主設定値からの偏差は同じになります。
例えば、主設定値に対して警報設定値を『5℃』と設定すると-5℃以下および+5℃以上が警報範囲になります。

●主設定値を変更すると警報の動作点も移動します。

●警報設定値を変更すると下図のようになります。

●警報設定値をマイナスで設定しても動作はプラスで設定した場合と同様になります。

※ 温度調節計(温調計)の旧機種では、マイナス設定は出来ない場合があります。

<範囲内警報>

 範囲内警報機能は、温度調節計(温調計)の主たる温度目標設定値(以下、主設定値またはSV)を中心にして相対的に上方,下方の一定範囲に警報を設定します。
弊社温度調節計(温調計)の範囲内警報設定は絶対値となり、主設定値からの偏差は同じになります。
例えば、主設定値に対して警報設定値を『5℃』と設定すると-5℃以上および+5℃以下が警報範囲になります。

●主設定値を変更すると警報の動作点も移動します。

●警報設定値を変更すると下図のようになります。

●警報設定値をマイナスで設定しても動作はプラスで設定した場合と同様になります。

※ 温度調節計(温調計)によって、④のマイナス設定は出来ない場合があります。