FAQ

RBシリーズ 熱電対のリード線を長くした場合の誤差はどの程度ですか?

誤差は熱電対の種類によって変わります。起電力が小さいほど誤差は大きくなります。K熱電対の場合、10mで約+0.025℃、100mで約+0.25℃となります。

参考:K熱電対はクラス1で許容差±1.5℃(-40℃以上+375℃未満)

以下にK熱電対100mの場合の計算例を示します。

計算例:
 RBシリーズの外部抵抗の影響:約0.25μV/Ω
 K熱電対の起電力:約40μV/℃(※1)
 K熱電対の導線抵抗:約0.4Ω/m(※2)

 これより、1Ωあたりの誤差は
  0.25/40[℃/Ω]=0.00625[℃/Ω]

 熱電対素線100mの場合の誤差は、
  100[m]×0.4[Ω]×0.00625[℃/Ω]=0.25[℃]

 となります。

 ※1 使用する温度帯により異なります
 ※2 導線抵抗の太さによって変わります。太くするほど誤差は少なくなります。

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