FAQ
COM-ME-1 MODBUSレジスタアドレスのマッピングを変更できますか?
COM-ME-15*07(FZ / GZ対応版)は変更が可能です。
COM-ME-15*07(FZ / GZ対応版)は、MODBUSレジスタアドレスのマッピングを編集できます。出荷値ではFZ/GZ(シングルワード)に対応したマッピングとなっています。
1)マッピングイメージ
COM-ME-15*07のMODBUSレジスタアドレスは以下のような構造になっています。
青色の部分がEthernet側からアクセスできるMODBUSレジスタアドレスです。

- 読み出し用データ30項目、読み書き用データ150項目を任意に割り付けできます。
- 各項目にはそれぞれの先頭アドレスと読出しデータ数(書き込みデータ数)を設定します。
- 1項目について確保されるデータ領域(CH数)は、「接続可能コントローラチャンネル数」の設定で決まります。最大512CHまで設定可能です。
- Ethernet側から見えるMODBUSレジスタアドレスは、“0(読出し項目1のCH1)”からの追番になります。
2)設定手順
弊社フリーソフトのPROTEM2を使った設定手順を以下に示します。

①「接続可能コントローラチャンネル数」の設定
1項目あたりに確保するレジスタ数を設定します。この設定を調整することで、Ethernet側からアクセスできるMODBUSレジスタアドレスを調整できます。
②「コントローラ通信Xの読み出しレジスタアドレス」の設定
各読み出しデータの先頭アドレスを設定します。
Xはデータ1~30のブロックを表し、CH1~30が各データに対応します。
③「コントローラ通信Xの読み出し個数」の設定
計器1台当たりの読み出しデータ個数を設定します。
Xはデータ1~30のブロックを表し、CH1~30が各データに対応します。
実際に読みだされるデータ個数は「読み出し個数」×「接続コントローラ数」(※)になります。
(例)Z-TIO-A(4CHタイプ)を接続した場合、CHごとのデータは4、モジュールごとのデータは1と設定します。
④「コントローラ通信X、Y、Zの書き込みレジスタアドレス」の設定
各書き込みデータの先頭アドレスを設定します。
Xはデータ1~50、Yはデータ51~100、Zはデータ101~150のブロックを表し、CH1~50が各データに対応します。
⑤「コントローラ通信X、Y、Zの書き込み個数」の設定
計器1台当たりの書き込みデータ個数を設定します。
Xはデータ1~50、Yはデータ51~100、Zはデータ101~150のブロックを表し、CH1~50が各データに対応します。
実際に書き込まれるデータ個数は「書き込み個数」×「接続コントローラ数」(※)になります。
⑥「コントローラ通信レジスタアドレス設定指令」の設定
①~⑤の設定が完了したら、「コントローラ通信レジスタアドレス設定指令」に1を設定します。レジスタ設定が完了すると自動的に0に戻ります。
※「接続コントローラ数」は自動認識されるROデータです。
以上でMODBUSレジスタアドレスの設定は完了です。
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